新年が明け、ようし仕事を始めるぞ!と意気込んでいたところに、いきなり三連休が来て嬉しいやら肩透かしをくらったような年始めでした。きっと昨年もそんな感じだったはずですが、まったく覚えていません…。
…というわけで、記憶が消えないうちに昨年の人気タイトルトップ5を発表してみようと思います!
第5位 ハンサム・ジャック:エトセトラ
ジョン・ロヴィックが自身のパーラーレパートリーとともに様々な演出に関する考えを解説した名著。独創的な工夫が随所にこらされており、パーラーでのアクトとキャラクター造形に興味のある方には最適の内容です。
ジョン・ロヴィック演じるハンサム・ジャックが解説をし、それにロヴィック自身が突っ込みコメントをしていくスタイルも、読み物として面白い。
第4位 V2
2019年にリリースしたwhich hand系の手順を集めた『V2』がランクイン。
メンタル的な不思議さと構造の巧妙さを兼ね備え、また道具が不要な手軽さもあって良いマジックが詰まっている本書。前年よりも順位を上げてのランクインでした!
第3位 マスタークラス・ライブ:ルーク・ジャーメイ 前編
これは強く「翻訳出来て本当に良かった!」と思えたタイトル。こういうものを紹介したいがためにこの仕事をやっているようなものです…。
ショーなどではないカジュアルな場で「これは本当に魔法かも知れない」と思わせるためのノウハウが解説されています。
なんといっても本物の魔法ですよ!?パフォーマーのスタンスや価値観に一石を投じる、必見のタイトルです!
第2位 デコーデッド
2人の演者の間で暗号を使うことによって強烈な不思議を作り出す2パーソン・テレパシー。
これを初歩的なものから、プロとしてショーで使っているものまで幅広く解説しています。未見の方は、彼らのパフォーマンスをぜひご覧下さい。
手法が巧妙さで、パフォーマンスも面白いという最高のタイトルです!
第1位 ミスディレクションは存在しない
マジシャン必須のテクニックと言われるミスディレクションを、ミスディレクションの達人であるトミー・ワンダーが否定!?その真意はどこにあるのか?もしミスディレクションというものが存在しないのならば、彼のパフォーマンスを見て引っかかってしまうあの間隔は一体何なのか!?
これも全マジシャンに読んで頂きたい一冊です。
やはり書籍が強いですね…。
これはスクリプト・マヌーヴァのお客様層もありますが、昨年1月にシステムをリニューアルして、電子書籍版がより簡単に入手しやすくなった影響もありそうです。今年はもう少しリリース数を増やして行きたいところです。
というわけで、本年もどうぞよろしくお願いいたします!