相手の心を読む方法を解説!知らないカード・マジックの世界がまだある。
あなたが演じたかったマジック
カード当ての究極の形に「観客が思い浮かべたカードを言い当てる」というものがあります。この文言だけでは該当するマジックはたくさんありますが、どれもが様々な制限を持っているものです。そんな手順をたくさん見てきた方たちほど、ベンジャミン・アールの解決方はグッと来るはずです。まずは動画を見てみてください。これは、あなたが演じたかったマジックではありませんか?あ、もちろんデックはレギュラーです。
究極の形と言えば、もう一つこんなものもあります。「事前にカードを1枚抜き出しておき、好きなカードを言ってもらう。事前に抜き出したカードがそれである」というもの。これもベンジャミン・アールは実現させてしまっています。これこそ、あなたが演じたかったマジックではありませんか?もちろんデックはレギュラーです。
ベンジャミン・アールはメンタルが凄い
今回の第3巻では、上記のような「観客の心を読む」系のカード・マジックが主に収録されています。超絶テクニシャンの側面が強かった第1巻、第2巻とは趣向が変わっていますが、実は私が一番面白いと思って紹介したかったのがこの第3巻。前2巻とは打って変わって知略と人間力で「理想の現象」を実現する手腕は見事の一言です。
それもそのはず、「スキン」で発揮された通り彼はもともとメンタル・マジックにも造詣が深く、その分野の研究をマジック以外の分野も含めて行ってきた経緯があります。ここではただテクニックが切れるだけのマジシャンには絶対に考えられない解決法を見ることができます。
現在、この不思議さを演じられるマジシャンは滅多にいません。我々は、こんな不思議さを縦横にちりばめるパフォーマンスができる人たちが増えてくれれば良いなと思っています。(滝沢敦)
288 –
英語版は持っていましたが、特に細かいニュアンス等深く知りたかったのがこのメンタル編。タマリッツのメモリアル・デックを覚えていたので、まさに目から鱗のDVDでした。例えスタック・デックだとしても、解ってはいるけれど、そこが難しい「ラストまでのプロセス」の大切さを非常に考えさせてくれる貴重な一枚。サラリとやってのけてしまう恐るべし化けモノでもあります。
バブルくん –
他のサイトのレビューでは1.2に比べ3の失速感が…とありましたが、個人的には3が素晴らしいと思いました。メンタルなのであまり詳しくレビューは出来ませんが、かなり魅力的な作品ばかりです。氏の演技がうますぎるせいで、いざ演じてみると残念に思う方もいるかもしれません。氏のように不思議な演出ができるかは別ですが参考になるはずです。
抱富満 –
心理的要素の強いカードマジックに的を絞っています。どれも心を読んだとしか思えないような、シンプルでありながら強力なインパクトのある作品です。同じ作品でも演じる相手によっては部分的に違う流れになったりはしますし、出てきたカードに合わせて変更する事もありますが、それを楽しむかのように演じきるからこそ面白い。そんな作品ばかりです。シリーズ3巻の中で一番のお気に入りです。
ちー –
テーマがテーマなだけに、その手法にも限界があるのか、演じるたびに効果に差がでてしまうものが多いです。いわゆるラッキーパターンとアウトに頼る場合で若干クリーンさが変わってしまいます。。とはいえ、日本語字幕のおかげで、セリフやレクチャーで氏が話している内容がきちんと分かるようになり、得るものは多いと思います。また、マジックを人前で演じる機会が多い方であれば、ラッキーパターンがくればいいなくらいの気持ちでレパートリーに入れるのも有りかと思います。
とれお –
正直に言ってしまえば、PVがずるいのではないかと。
「うまくいけば成功する」系のトリックが多すぎます。そしてそのたまたまうまくいったパターンをPVに載せているので、このまDVDを買えばそれらができるようになるわけではありません。
というか何度か試してはいるのですが、成功率が低すぎるので、正直実践で使えるようなものではありません。マニア同士で見せ合うときに、試しにやってみてうまく行けばスゴく盛り上がると言った感じです。
実際に普段から使えるのは、ラムジョロック(とても不思議)など一部の作品だけだと思います。
cheamagic –
メンタル系のDVDをあんまり持っていないので、はっきりと言いにくいのですが一言で言うとかなり大胆でシンプルで分かりにくいんだろうなー。という印象です。何度かいろんな人にいろんなものを見せてみましたが、大胆さとは裏腹に全く勘付かれないのが何よりの証拠です。個人的にはピークが一番お気に入りで他のマジックにも活用しやすいです。
緑茶 –
第3巻でついに観客が登場します(笑)。メンタルマジックだからか、関係者や撮影スタッフを観客役にして撮影されてます。
やはり観客の反応も見られる方が実際の演技に近く嬉しいです。
前2巻よりも技術的にはシンプルですが、観客や場の状況を読んで演じ方を合わせていく必要があるので難易度は高いです。
現象がストレートでシンプルが故に演技力が露わになります。
本シリーズは技術の鮮やかさが目立ちましたが、心理面の解説の方が充実しているのが興味深い。
元になった作品と組み合わされる氏のアイデアがどれも挑戦的で面白いです。
マトリックス –
最後は心理系のマジックで日本語字幕で買えて大満足です。たぶん英語だと理解できなかったとおもいますので日本語字幕で買えてよかったです。100%ではないマジックもありますがそれを踏まえてもお客さんに与えるインパクトは強烈です。
US –
1、2巻のテクニックというところからこのDVDを見ると少しがっかり感が残るとこだとは思います。この中だとラムジョロックをよく使っています。システムを組んだりとセッティングが重たいメンタルでは無くて、比較的セットが楽ですから、そういうメンタルのDVDとしてはとても良かったのかなと思います。
din –
イントゥイティブ・ポーカーはよかったですが、その他はあまり彼の持ち味が出ていないように感じました。ただ、日本語訳があるので、ソート・オブ・カード・イン・ポケットの話は面白いです。